パソコンは自治体では廃棄処分できない!正しい処分方法を解説

パソコンは粗大ゴミではなく資源有効利用促進法・小型家電リサイクル法対象品

パソコンを処分する際、みなさんはどうやって処分されてますか?

デスクトップやノート型、モニターなどを処分する際、資源有効利用促進法・小型家電リサイクル法の制定により粗大ごみとして捨てることができなくなりました。

この法律が施行される前までは自治体のゴミ収集サービスで持って行ってもらえたのが、購入店やメーカー、不用品回収業者に回収してもらう方法から選ぶしかなくなりました。
そのため、適切な方法で処分しないといけません。十分に注意して処分しましょう。

パソコンを廃棄処分する前の準備

パソコンを廃棄処分する際、何もせずにそのまま処分してしまうと、データが流出や個人情報を盗まれ悪用されるリスクがある為、事前にするべきことがあります。

①パソコンの中の必要なデータを移す

多くの方は画像や音楽ファイルなどがどのフォルダにあるか探し、移行するのがうまくできず諦めてしまうようですね。
専用のツールを使用すれば、ソフトウェアごと簡単に移行できるものがあるので、ぜひ活用してみて下さい。

②パソコンの中のデータを完全に削除する

勘違いされている方が多いですが、「パソコンのゴミ箱にデータを捨てた=データが完全に消えた」というのは間違いです。
ゴミ箱の中に入れてもデータは残っているのです。
それを知らないままパソコンを廃棄すると、第三者が悪用し知らない間にSNSのアカウント乗っ取りや商品を購入するという事件に巻き込まれることになりかねません。
Googleなどで「パソコン データ消去」のワードで検索して確実にデータを消去してくださいね。

POINT中にはパソコンを分解し物理的に壊した上で処分する方がいますが、これだと廃棄できなくなる可能性があるため要注意です。

パソコン廃棄処分の方法4選

資源有効利用促進法・小型家電リサイクル法制定後、パソコンはどうやって処分すればいいのでしょうか?
具体的な処分方法について見ていきましょう。

地方自治体の回収BOXなどによる回収

多くの自治体では回収BOXというものが設置され、パソコンを回収できるようになっています。
この回収BOXに捨てたからと行って、誰かが再利用することはないと思いますが念には念を入れて、万が一再利用されても大丈夫な状態にしてから捨てて下さいね。

POINTお住まいの自治体が回収BOXをどこに設置しているかは公式サイトでチェックすれば分かります。

パソコンメーカーによる回収

パソコンの処分方法にはパソコンメーカーに依頼するというのがあります。
法律により、パソコンを製造したメーカーがいらなくなったパソコンを回収するよう決まっています。

お使いのパソコンにリサイクルマークがついているかどうか見てみるといいでしょう。
これがついていれば、メーカーが無料で回収してくれると決まっており、ない場合は処分費用がかかります。
処分費用がかかる場合、その費用を節約したい人は他の処分方法を検討してみましょう。

POINTお使いのパソコンのメーカーがこのサービスを行っているかどうかチェックするにはメーカーのホームページを見てみるといいでしょう。

購入した家電量販店・パソコンショップによる回収

また、購入した家電量販店やパソコンショップでいらなくなったパソコンを下取りしてもらうことができます。
新しくパソコンを購入する際、いくらかで下取ってもらえれば、パソコンの購入費用を抑えることができますね。大手家電量販店で行っているサービスで、不要なパソコンお店に持って行くだけでOkです。

POINTただし、データ消去については対応可能なお店とそうでないお店があるので前もって確認しておきましょう。

不用品回収業者による回収

最後にパソコン処分の方法として挙げられるのが不用品回収業者の利用です。
不用品回収業者を利用すれば、連絡したその日のうちにパソコンを取りに来てもらえることが多いです。

また、24時間365日電話やメール、LINEなどで対応可能な業者も多いため便利ですよね。
しかも、即日対応な業者も存在するので、連絡すればその日のうちに取りに来てくれるのもメリットですね。

不用品回収業者を利用するメリットは他にもあります。
詳しくは不用品回収業者を利用するメリットは?神奈川県で最安値の不用品回収業者もご紹介!の記事をご覧ください。

まとめ

この記事では下記2点についてご紹介しました。

・パソコンを処分する時に注意したい点
・パソコンを処分する方法

パソコンの処分で一番大切なのはデータの完全消去をすることです。
他の家電製品に比べて、その点が違うので気軽に捨てることができないのがネックになりますね。
データを消去後は、信頼できる不用品回収業者に依頼することをおすすめします。